FXの注文の種類としての「2wayプライス」を説明しています。
「2wayプライス」とは、具体的には注文方法とは異なるものとなりますが、FX取引をする際には欠かせないものになります。「2wayプライス」はFX取引をする際に業者が売り価格と買い価格の両方を同時に定時する事を指しています。
円でドルを買う際には、左に記載されている安い金額の90.00が売値になります。右に記載されている90.05の高い金額の方が買値になります。この差の0.05に関してはスプレッドとなります。スプレッドとは簡単に言えば取引業者の儲けになる部分で、FXにおいての実質的な手数料と言われているものになります。比較表を見てもらえれば分かりますが、FXでは手数料を設定している業者というのは現在では非常に少ない状態になってきています。スプレッドの詳しい情報についてはこちらで説明しています。
「2wayプライス」の注意点としては、時間制限があるという点になります。為替市場は常に変動している為、それに合わせて業者が提示する「2wayプライス」に関しても一定間隔で何度も更新されています。特に成行注文で注文したタイミングと「2wayプライス」の表示が変化したタイミングが重なってしまう場合には、思っている以上の差が生じる事がある為、注意が必要となります。
その他「2wayプライス」のメリットとして考えられる点として、FX取り扱い業者の選別に役立つという点です。FXは株式の現物取引と違い相対取引となります。株と違う点としては、実際の円でドルを購入する事で、購入した分のドルを保有する訳ではなく、業者とのやり取りになるという事です。その為「2wayプライス」を表示していないFX業者については、今でこそ数は激減しましたが、以前では悪質な業者が「2wayプライス」を表示させない事で売買価格の不正操作する温床となっていました。
FXの口座開設を検討している人は、是非「2wayプライス」の表示を行っているかどうかのチェックを欠かさない様にして下さい。
